台風の襲来を予想し、風害に比較的強い棚栽培のラフランスは14日の収穫解禁日にもぐことにし、自然仕立ての樹だけをもぎ取りました。イタガキ君が応援に来てくれ、3時ころには風害を受けそうなところだけはもぎ終わりました。
ほっとしたのもつかの間、ミツバチを見るとこれまで見たこともないような大きなスズメバチが、ミツバチの巣箱を覗うように一匹飛び回っています。
キイロスズメバチは去年も何匹が撃退していますが、それよりはるかに大きいのでオオスズメバチに違いありません。
巣箱の脇に備えていたバトミントンのラケットで撃ち落とそうとしますが、シャトルを打つような具合にはゆきません。何度か空振りしているうちにオオスズメバチは私に向ってきました。
キイロスズメバチが蜜を狙って襲うのに対し、オオスズメバチは蜜はもちろんミツバチそのものを食い殺す肉食の獰猛な蜂です。この一匹がミツバチのありかを知り、なかまを連れてきたら大変です。
しかも、スズメバチはここを自分の餌場だと認識すると、それを守ろうとしてより攻撃的になる、とミツバチの教科書に書いてあったのを思い出しました。
「戦慄が走る!!」とはこんな時のことを言うのでしょう、体中ゾクゾクしながら必死にラケットを振り回すと、バシッと手ごたえ。なんとか撃退したようですが、終わってみると腕が痛い…それだけ私も必死だったようです。
オオスズメバチの死骸を撮ろうとしましたが、草むらに阻まれ残念ながら見つけることができませんでした。