新しいお墓の建立のために古い墓石が解体、撤去です。解体されたお墓から父の遺骨を集骨しました。
父が亡くなって60年、おそらく土になっているだろうと思っていましたが、お墓を解体してみると、以外に保存状態(?)がよく、骨壷はもちろん、骨箱も箱の状態で残っていました。さすがに触っただけで骨箱は崩れてしまいましたが、両方に目いっぱいの遺骨が。
当時の火葬は「野焼き」だったせいか遺骨は煤けたように黒っぽいものが多く、「量」がカミさんの倍ぐらいあるのには驚きました。
私が4歳の時に42歳で急死(脳溢血で)した父、思い出はほとんどなく、集骨は単なる「作業」のように思っていましたが、今日、改めて父の遺骨に触れてみるとそこはやはり肉親、何かぐっと胸に迫るものがあり思わず涙ぐんでしまいました。
父の遺骨を家に持ち帰り、カミさんとおなじ斎壇に安置、ねんごろにお参りしたのは当然です。