今日も三十三観音巡り。大石田と最上町を巡っていて今日はすごいものを2つ見ました。一つは日本一の赤松。R47を走っていたら「日本一の赤松」という看板が目に入ったので、わき道に入ってその松を見て来ました。R47から4キロほど。スギ林の中を徒歩で5分ほど登ったところにありました。幹の周りが8㍍以上、推定樹齢500~600年とか。根もとからの高さは20~30メートルはありそう。(写真)
もうひとつのすごいもの、いや、ものではなく人!。最上三十三観音の番外札所とされる向町をお参りした時、御朱印所の入り口できちっと白い巡礼装束姿の男性とすれ違いました。年のころは私とおなじくらいか少し若いか。
御朱印を押してくれた寺の奥さまに「今日はお参りする人が多いねッス。」と声をかけると「ハイ、いまの人は錦札ですよ。」とのこと。「なんだべ?錦札って。」と訊くと「ふつう三十三観音参りというのは10回目で金札を貼って歩けるんですが10回以上になると何もなくて、100回になると錦の布を一反、反物で買いそれを短冊に切って貼って歩くんです。その錦をいただいた人も100回お参りしたと同じ御利益があるって言われているんです。」とのこと。初めて聞いた話です、私はまったく知りませんでした。
私は今回で6回目、3年後の子年の御開帳までに10回目になるよう、来年は2回まわろうかなどと考えていましたが100回目とはすごい人がいるものです。どおりで動作に無駄がなく、貫禄があるのが理解できました。
その人とは太郎田観音でもすれ違いました。彼が立ち去ったあと、残念ながら観音堂のどこを探しても錦の札は見つけられませんでしたが…。