昨晩、藤助新田の鷲さんから「今年はヌカ(籾殻)要らねがぁ?」との電話。カミさんを亡くした私を気遣ってのことのようです。
サクランボ畑にはもみ殻は有機物として貴重な資源です。私は「要る、いる!!」と二つ返事で今年もいただくことにしました。
今は葉摘み作業の真っ最中ですが、スタッフさんが数人来てくれているのと、カミさんの分は娘が頑張っていてくれているし、毎日朝仕事で運べると思ったからです。
藤助新田は東根市でも有数の穀倉地帯、見渡せば稲刈りがもう半分くらい終わっていました。ここはカミさんの実家があり、思い出の多いところです。
もみ殻を積んだ軽トラを走らせながら村の風景を眺めているうち、カミさんと初めて出逢ったころが思わずよみがえってきて…涙…なみだ…。
人には力がみなぎる不思議な「パワースポット」があるといいますが、私にとって藤助新田はどうしても涙があふれてしまう「涙スポット」になってしまったようです。