農家の同級生グループ「ナポレオン会」で岩手まで研修旅行です。今日、東根農協のマイクロバスを運転するのはわ、た、し。8時出発!。
10人の仲間をのせ、昼過ぎに着いたのは大船渡市。市が国の復興予算から9割近い補助を受け、5億ほどで建てたハウスを大船渡市農協が借り受けて管理運営、見るほどにとてつもない立派な施設だ。恐るべし復興予算!!…個人ではとてもとても。
われわれが注目した特殊ビニールというのは、無数の穴があり、水は透しても病害菌やウイルスは透さないという、海水から真水を作ったり人工透析などで使われているビニールシート。これを農業分野に応用したもので、このシートを含む「栽培システム」が商品で、シートだけを買いことが出来ないものでした。ウ~ン残念無念!!。
土を殆ど使わず、わずかな水での溶液栽培なので連作障害が無いし、糖度が高く濃厚な味のトマトやイチゴは市場評価もすこぶるいいらしい。
ただ、応対した担当の方が「施設やシステムがいくらりっぱでもそこは農作物、作物にあった栽培管理をつかむのがホントむずかしくて、なかなか採算が…」と思わず本音をポロリ。いくらただで使える施設でも、栽培経験の積み重ねが絶対必要なのは、農家歴50年の我らから見れば当然…、などと妙な納得をしながら松島壮観ホテルまで…またマイクロバスを運転。
このホテル自慢のバイキング料理を食べ、今日1日運転したのを仲間にあけすけに恩を着せながら飲む酒のうまいこと!!。