夕方から山形市民会館で谷村新司のライブを見てきました。3女が結婚記念日のプレゼントにとチケットを手に入れてくれたもの。
そういえば3月17日は私らの結婚記念日。あれから38年、すっかり忘れていたが、1日遅れでも、おかげさまでいい思いをさせてもらいました。
彼は1948年生まれだから私より一歳年上。会場を見渡してみても同年輩が殆どだった。
「後ろの座席しかのこっていねけハ!」と娘からもらったチケットは最も後の席。谷村新司の意外ときゃしゃな体の割には、思い切って広くなったおでこのあたりがスポットライトを反射してよく見えた。
でもさすがプロ、絶妙なトークと歌でたちまち彼の世界に引き込まれてしまい、席など全く関係なく楽しめた。
30年ほど前、「昴」が大ヒットしたばかりのころ、友人らとお互いに夫婦連れで見に行ったことがあったが、やたらでかい音響と、舞台効果をねらったらしい煙で、少しだけ「興ざめ?」を感じた記憶がある。
今日のライブは、余計なものをそぎ落とした感じで、彼の本当のよさが伝わってきた。やはり一流の歌手!!。
山形の片田舎に暮らしていても、たまには一流に触れる機会も大切。
還暦を過ぎてなお若々しいうた声、振り返ってみれば私も彼と同世代。
自分が作っているサクランボだって、お客様から「一流!」と感じてもらえるように、この歳だからこそ、ごまかしの無い仕事をしなければとつくづく思いました。
こんな風に思ったのは、彼から元気をもらったからでしょう。